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【高校生交換留学体験談】A・Yさん(メキシコ派遣)

更新日:11月21日

 2017年夏からEIL高校生交換留学メキシコ派遣プログラムに参加していたA・Yさん。


 1年間のメキシコでの留学生活は驚きの連続だったそうです。そんな留学生活を振り返ってレポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

未知の世界へ飛び込み、180℃変化

 私は、視野が広がったと自信をもって言えます。メキシコでの1年は、多くの人々とコミュニケーションをしていく中で、そういう価値観を持っているのかと思ったり、考えたりすることが多かったです。私は、宗教と時間、そして私の変化について話したいと思います。


 1つ目に私が感じたことは、メキシコ人はとても信仰心が強いことです。私は、よく宗教について家族に質問したり、話を聞いたりすることが多かったです。日本人は、無宗教の人がほとんどで宗教を信じている人に対して驚くことがあります。しかし、メキシコでは無宗教の人に対して「おかしい、大丈夫なのか」と思う人がいました。家族は私に、「本当はあまり宗教の話はしたくない」と言いました。なぜなら、信仰心が強いだけあって意見が違ったりすることが原因で人間関係も壊れてしまうからです。宗教が身近じゃない私にとって話を聞けたことは、私の視野を大きく広げました



 2つ目に、時間です。日本人にとっての「時間」とメキシコ人にとっての「時間」の価値観が違い驚きました。時間に対して無駄という感覚がないように感じました。誰かを待たせてしまっているということに悪気はありません。また、置時計はほとんどなく、あったとしても止まっていることが多いです。遅れるときに一言連絡をすることもしませんでした。バス停には時刻表がなく、何時に回ってくるのかも分からず1時間以上待つことも少なくありません。この時間への感覚の違いに慣れることが難しかったです。



 3つ目に、私の変化です。私は、将来の進路にとても影響を受けました。様々なことを聞いたり、経験したりすることによって考える時間がとてもありました。私は、将来的には国際系に進んでいく予定だったのですが、自然が少なく乾燥した地域にいたことで私は自然が大好きだと改めて気付きました。そこから、大学生と一緒にフィールドワークに参加したり、環境にやさしい製品との出会いがあったりしたことで大きく変わりました。また、両親がいない状況のおかげで自立することができたと思います。



 私は、これから自然環境を保全していく人になりたいと思っています。そこで、私はこの留学経験を活かしていきたいです。大学では、環境先進国であるスウェーデンやドイツへの留学を考えています。また、アジア地域を中心に環境保全の取り組みを広げたいです。そのために留学で得た広い視野や違った価値観を持った相手を受け入れることを役立てていきたいです。メキシコと日本を比較したくさん考えた留学、多くのことを高校生という考えが広がる今に経験でき感謝の気持ちでいっぱいです。確実に私にとってかけがえのない宝物になりました。



(写真、文:2017年メキシコ派遣生 A・Y

 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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