2019年夏からEIL高校生交換留学アルゼンチン派遣プログラムに参加していたR・Mさん。
日本とは大きく異なる文化や生活習慣に戸惑いも少なくなかった留学生活。大変なときでもモチベーションを保つ心構えについても書いてくれています。ぜひお楽しみください!
私の人生の在り方
私の留学生活は、全て私の宝物です。最初の頃は、正直に辛い思いをし、本当にここに来て良かったのかな、と思うこともありました。
また日本とアルゼンチンの文化の違いは大きく、例えば、食事の時間が遅く、玄関がなく靴を脱がない、主食はご飯ではなくパンやパスタ、お風呂は2日に1回などと、私にとってはとても大変でした。しかし、毎日を頑張ろうと諦めませんでした。毎日の出来事や思った事などを日記に記し、自分を奮い立たせていました。また、辛い=挑戦、楽しい&幸せ=慣れの毎日でした。楽しい事があれば、翌日は挑戦する、頑張るという日々の繰り返しです。特に大変だったのは、スペイン語が分からず自分から話しかける事が出来なかったことです。しかし、毎日小さな目標を立てて、少しずつ挑戦していました。周りの支えもあり、出来る事が増えていきました。
さらに、ここで学んだ事は沢山あります。1つ目は、人を見た目では判断しない事。クラスメイトの中で、見た目が怖く、悪い印象しかない人達とあまり関わりたくないなと思っていました。しかし、いざ話してみると本当にいい人ばっかりでした。人を見た目で判断すると、その人の本当の良さを見つける事が出来ません。
2つ目は話す事の大切さです。話す事でお互いを知る事も出来ますし励ましあったりもできます。少しずつ話しかけてみたりすると、皆と打ち解ける事ができました。また、言語の習得も素早く出来るコツだと思います。
沖縄を外から見てみると、本当に小さな島だなと思いました。アルゼンチンは国が大きく、同じ州に住んでいても移動に2、3時間はかかり、沖縄を一周できるくらいの移動時間です。また、もっと国際性あふれる沖縄が見てみたいと思ったりもしました。もちろん沖縄も少々そうですが、県外、国外に行くと沢山の人達がいます。色々な人種の人達がいて、言語もそれぞれ違う。それがとても新鮮で面白いのです。
沢山の人達と交流をする事で沢山の発見があると思います。コミュニケーションを取る事で、楽しさ、喜び、沢山の事を分かち合う事が出来ます。この様な経験を通して、新たな自分に出会えた気がします。この自分の手で培った素晴らしい経験は、自分の大切な人生に繋がると思います。この経験を忘れないためにも、現地のファミリーや友達との交流も引き続き行っていきたいです。
また、帰国寸前にホストマザーに「ここに来た当初は小さな女の子だったのに、今では立派なお姉さんの様に凄く成長した」と言ってくれて、とても嬉しかったです。嫌な事があったとしても、「この経験は自分を学ばせてくれているんだ」と気持ちを切り替える事が出来る様になりました。留学を通して視野が広がり、自分を高める事が出来たのではないかと思っています。また、この様な素晴らしい経験をさせてくれた沢山の方々に感謝しています。この経験は一生忘れません。なので、これから先も引き続き、沖縄でさらに自分を高めるべく、日々精進していきたいと思います。
(写真、文:2019年アルゼンチン派遣生 R・M)
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