EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」。
2023年の奨学生は石田茜莉さんです。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています。茜莉さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!
今年、私の夢であったアメリカ留学を実現することができて大変嬉しく思います。くまもと未来創造基金の皆様、ご支援をしてくださる全ての皆様に心から感謝申し上げます。アメリカでの生活を通して私が気づいたことや感じたことを皆さんに共有できればと思います。楽しんでいただけたら幸いです。
出発
8月10日に熊本を出発して、羽田空港からアメリカに向かう予定だったのですが、台風の影響で8月7日に熊本を出発しました。そしてついに8月10日、日本を飛び立ちアメリカに向かいました。私は一人で飛行機に乗ったことがなかったので少し不安でしたが、飛行機で席が隣だった方や、入国審査で前に並んでいた方と話してとても楽しかったです。アメリカで乗り換えの飛行機が少し遅れてしまい、合計で約26時間のフライトでした。空港につくと、ホストファミリーがウェルカムボードを持って迎えてくれてとても嬉しかったです。到着して数日間は時差ボケでとても眠かったです。こうしてワクワクドキドキの留学生活がスタートしました。
ホストファミリーとの生活
私のホストファミリーはファザー、マザー、シスターの3人家族で猫を3匹飼っています。シスターは10歳で少し歳が離れているのでとてもかわいらしく、本当の妹のような存在です。
先日、ホストファミリーがイエローストーン国立公園に連れて行ってくれました。イエローストーンは私が訪れてみたかったところだったので嬉しかったです。生憎の雨でしたが、それでもとてもきれいで広大な自然の美しさに感動しました。バッファローも初めて見ることができました。すぐ近くを歩いていたり、道路を渡っていたりして驚きました。日本ではなかなかみることのできない貴重な光景でした。
学校
私が通っている学校は、徒歩で10分ほどのところにあります。私は日本の高校3年生と同じseniorに属しています。制服がなく、スマホも授業ごとにルールはありますが、基本的に自由です。同級生や年下の子たちでも車を運転していたり、仕事をしていたりして、自分と同世代とは思えないほど自分の考えをしっかり持っていて自立しているなと感じます。
私は学校が始まる前からチアリーディングの練習に参加していたため、学校が始まってからも困ったときは友達が助けてくれて心強かったです。チアの友達は、いろんなことを教えてくれて一緒にご飯を食べに行ったり、ジムに行ったり毎日とても楽しいです。試合がある日はみんなで応援をします。特にアメフトの試合は毎回盛り上がるのでとても楽しいです。私はアメフトのルールがまだいまいちよく分かりませんが、一緒に楽しんでいます。
モンタナは本当に自然が豊かで、空がとてもきれいです。私は毎日夕日を見ると心が癒やされて、また明日から頑張ろうと思えます。学校から帰る途中にも毎日のようにリスや野ウサギを見かけます。私は日本で野生のリスやウサギを見たことがなかったのでとても新鮮です。アメリカに来て、毎日が新しい発見ばかりでとても充実しています。この1ヶ月は本当にあっという間で学びの多い1ヶ月でした。
先日ホストファザーが”Never say never” ということわざを教えてくれました。絶対にないということはない、可能性が残っているという意味だそうです。これから”Never say never”のマインドで大変なことがあっても諦めずに様々なことにチャレンジしていきたいです。残りの9ヶ月間も感謝の気持ちを忘れず、1日1日を大切に一生懸命頑張ります。
(写真、文:2023年度アメリカ派遣生 石田 茜莉さん)
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