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2024アップルシード奨学生 彩心さんレポート第2回

更新日:11月15日




 EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」


 2024年の奨学生である花田彩心さん。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています!彩心さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!

 

 モンタナ州に来て早くも2ヶ月が経ちました。10月に入り、朝は0度やマイナスになることもあるくらい寒いです。私の故郷では海に日が沈みますが、ここでは山に日が沈むので、不思議な感覚です。この2ヶ月の間にたくさんのことがありました!fall sports season も終わり、最近は冬のスポーツに向けて、公園の中のクロスカントリーコースを走っています。今はホリデーシーズンと呼ばれる時期で、まだまだ楽しいことが待っていそうです!!

 私の2ヶ月目のアメリカでの生活をお届けします!


学校生活

 9月16日から19日はホームカミングウィークでした。私は15日にも学校に行き、デコレーションをしました。私のロッカーは、サッカーチームの子が飾ってくれていて、可愛かったです!そして16日からついにホームカミングが始まり、毎日変わるテーマに合わせてドレスアップして登校しました。一番印象に残っているのは、celebrity day で、ガールズサッカーチームは今流行っているラッパーのコーデをみんなで真似してお揃いで登校しました。その日の放課後にはbon fire というイベントがあり、スポーツチームごとにステージに登ってカラオケをしました。最後には大きな火を燃やして、その周りで写真を撮ったりおしゃべりしたりするイベントがありました。アメリカらしいイベントでとても楽しかったです。また、その週には私たちもサッカーのゲームがありました。選手紹介でいつもとは違う演出をしたり、たくさんの生徒が応援に来てくれたり、とても盛り上がりました。昼休みには毎日イベントがあって、学年対抗ドッジボール対決はとても盛り上がりました。

 ホームカミング最終日にはスクールカラーでドレスアップしました。前日の試合の後に、友達が、ジーンズを私のためにペイントして作ってくれたので、それを着ていきました。授業の後には全校生徒が体育館に集まって、スポーツチームの紹介をしたり、学年対抗ドッジボールで優勝した学年と先生チームの最終決戦があったりととても盛り上がりました。そのあとはスポーツチームに入っている生徒が、ダウンタウンをトレーラーに乗ってまわるホームカミングパレードがありました。フェアパレードの時よりチームメイトと仲良くなっていたので、さらに楽しかったです。そして夜は最大のイベント、フットボールのホームゲームがありました。友達と一緒に行ったのですが、とても盛り上がっていて、2時間の試合の間、ほとんど立ちっぱなしで叫んでいました。時間を忘れるほど楽しかったです。その後のダンスパーティーは学校のランチホールで行われ、ほとんどの生徒が試合観戦からそのまま来るのでカジュアルな感じでした。この1週間はすごくアメリカを感じられて、映画の中のようでとても楽しかったです。また、アメリカの生徒達はすごく愛校心や郷土愛が強くて、素敵だなと思いました。ちなみに、私たちjuniorの学年はドッジボールで優勝し、先生方との対決にも勝ったので、次の週の月曜と火曜は私たちだけ早く昼休みに入ることができました。得した気分でした。



アメリカでの誕生日

  9月25日は私の誕生日でした!朝起きたらリビングにバースデーのバルーンが飾ってあっておめでとうとファミリーに言ってもらえて嬉しかったです。学校でもすれ違う友達に"Happy birthday! Have a nice day!"と言ってもらえました。放課後の練習の後のストレッチの時間にはチームメイトがバースデーソングをみんなで歌ってくれました。この日はちょうどチームディナーの日だったので、チームメイトの家でみんなでタコスを食べたりおしゃべりしたりしたのですが、その時にサプライズで私のプレイヤーフォトをチームのインスタグラムに載せて"Happy birthday Ayami!"とお祝いしてくれました。家に帰ってからもホストファミリーが私の好きなケーキやプレゼントを用意して待ってくれていて、なんとカリフォルニアにいるホストファザーのファミリーからもプレゼントが届いていました!アメリカでたくさんの人の優しさと共に17歳の誕生日を迎えることができたことがとても幸せでした。日本の家族や友達、アメリカの友達とホストファミリー、そして世界各地で頑張っている他の留学生のみんなから祝われて、全方位から祝われた思い出深い誕生日でした。



Senior night

 先日、私の所属するサッカーチームのsenior night というイベントがありました!日本でいう高校3年生にあたるseniorのチームメイトとチームの交換留学生が参加できるイベントです。私はホストマザーと一緒に参加しました。他のチームメイトがキャンディーや花束をたくさん用意してサプライズをしてくれてすごく嬉しかったです。この日のために、1人1つポスターを作ることになっていて、私もホストファミリーと一緒に、幼い頃の写真やここでの写真をボードに貼って作りました。チームメイト達との最高の思い出になりました。


アメリカの高校について

 私がこっちの学校にきて1番驚いたことは、授業を選べることです。授業は多彩で、数学だけでも何種類もあり、陶芸のクラスやバンドのクラス、スペイン語のクラスなどもあります。私はポッドキャスティングのクラスをとっているのですが、もともとはポッドキャスティングが何かも知らずに、絶対楽しいからとカウンセラーに言われて選んだので、不安でした。しかし、始まってからは、全く知らない子がグループに入れてくれて、とても楽しく過ごせています。私たちのグループはソーシャルメディアについてのポッドキャストを作っています。その中でほぼ毎回生徒や先生にインタビューをするのですが、私より年下の子達に質問をしても、かなりしっかりした答えが返ってきます。経験や重要性を考えて話している姿は先生も生徒も変わらなくて、すごいなあといつも感心しています。面白かったのが、インタビューをするためなら授業中のクラスにズカズカと入っていって先生や生徒を連れ出すことです。それに対して先生も生徒も何も言わないのが自由すぎてちょっとびっくりしました。ここでは、かなりの種類のクラスがあるので、自分の大学進学や就職を見据えてかなり専門的な勉強ができます。そのためか、授業中に寝ている生徒は本当に見たことがありません。自分の取りたい授業をとっているからこそ、みんなが積極的で生き生きしています。 また、クラスごとにメンバーが違うからこそたくさんの友達ができて、昼休みにランチに出かけたり、週末に街を案内してもらったりと日本の高校とは違った体験ができています。最近は友達と陶芸に挑戦しました。難しかったけど面白かったです。現地の子と過ごす中で映画の中のような体験ができて毎日が私にとってはキラキラしています!!


Apple day

 私の住む地域では、この時期の毎週土曜日に farmers marketというイベントがあります。私もよく友達やシスターと行くのですが、ここではApple day というこの地域特有のfarmars market があります。私は友達と一緒に行ったのですが、アップルサイダーやカラメルアップルなどどこを見てもりんごという感じでとても面白かったです。このイベントはモンタナ州でとても有名で、全州からたくさんの人がこのためだけに集まるんだよ、とブラザーが教えてくれました。


Playoff ゲーム

 私の所属するチームは、地域で1位になったので、playoff ゲームに進出しました。私はvarsityでプレイしているので、毎日練習があり、大変だったり練習がきつかったりしましたが、ファミリーの支えや試合を見にきてくれる友達の存在、1番は一緒に頑張っているチームメイトやコーチの存在のおかげで、頑張ることができました。Playoff ゲームでは負けてしまいましたが、一緒に喜んだり泣いたりできる素敵なチームと出会えて、サッカーチームに入るという決断をあの時して良かったと心から思っています。サッカーのスパイクや脛当て、ソックスなどを1つも持っていない状態で入部したにも関わらず、コーチやチームメイトは私にサッカーに必要なものをくれたり貸してくれたりと、とてもよく接してくれ、とても感謝しています。初めはサッカーの用語を英語で理解したり練習内容を理解したりすることだけでなく、チームメイトとコミュニケーションをとることさえ大変でした。しかしサッカーではコミュニケーションがとても大切なため、どうにかするしかなく、逆にそれが良いプレッシャーになり、少し前の自分より頑張って話しかけに行くようにしました。初めてのスポーツを初めての環境でという状況でたくさん悩んだけれど、留学前オリエンテーションで言われたことを生かして少し無理するということに挑戦できました。そしてとてもとても楽しい毎日を過ごせました!次はバスケットボールに挑戦しようと考えていて、実は既に練習に参加しています!とても楽しみです。



 ここにきて2ヶ月が経過して、ここに書ききれないほど楽しいことがあり、とても悩みながら書きました。あっという間の2ヶ月で、もうすぐ3ヶ月に入るなんて信じられないくらいです。1日1日が私にとってはキラキラしていて、刺激だらけです。1つ1つの思い出を作るためにはたくさんの人の支えがあったことを忘れずに、17歳の1年も楽しみたいと思います!


(写真、文:2024年アメリカ派遣生 花田彩心



 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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