EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」。
2021年の奨学生の岩本唯花さんは、8月末からモンタナで留学生活をスタートしています。唯花さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。
第6回の今回は、フクロウの撮影についてや、学校でのアクティビティなどについて書いてくれました。
こんにちは、最近は氷点下10度を下回る気温が続いています。新しいホストファミリーや新学期の生活にも少しずつ慣れてきました。第6回、留学6か月目の体験談です。今回も最後まで読んでいただけると幸いです。
Great gray owl
前回の体験談でも紹介させていただいたカラフトフクロウ(great gray owl)をもう一度友達と見に行きました。この友達はずっとこのフクロウを撮影するために、何度も挑戦していたそうですが、成功したのはこれが初めてだそうです。私が前回ホストマザーたちと見た場所に着くと、すぐに近くの木に止まっているのを発見することができました。
この写真は彼が一眼レフの長距離レンズで撮影したものですが、実際はかなり離れた位置で観察、撮影を行いました。
美しいモンタナの自然、野生動物、これらを肌で感じられていることをとても嬉しく思います。
スポーツアクティビティ
2月の初めに冬のスポーツシーズンが終了しました。私が行った水泳では、他の高校の生徒とも交流でき、とても楽しかったです。アメリカでの部活動の経験はとても興味深いものになりました。朝練習は5時半から行われますが、活動に対するプレッシャーはとても少なかったです。それに水泳も含め全てのスポーツで毎週、試合や記録会が開かれていました。選手が本番の経験を多く積めるところはとても魅力的だと思います。
Sprit Week
先週はスピリットウィーク(sprit week)でした。これは簡単に言えば、第一回の体験談に書かせていただいたホームカミングウィークの二学期版です。この一週間は毎日、その日のテーマが決まっています。
半数以上の人が参加していましたが、一週間全く何もしない人も少なくはありませんでした。個人的にはこの自由な感じがとても好きです。因みに私はきちんと準備もしましたが、朝が不得意なせいかすっかり忘れてしまい、一週間ほとんどテーマに合った服装はしていません。
ゴールデンゴート
スピリットウィークの金曜日は、隣のライバル校と学校全体参加型のバスケットボールの試合がありました。因みにホームカミングウィークではアメリカンフットボールの試合でした。試合は金の羊をかけて行われるため、ゴールデンゴートゲームと呼ばれています。
5時間立ちっぱなしでの観戦だったので正直とても疲れました。ですが大半の生徒が来ていて、盛り上がりはすごかったです。みんなの愛校心も感じることができ、いい体験になりました。
スクールダンス
ゲームの翌日は学校の体育館でダンスパーティーが開かれ、スピリットウィークは終わりを迎えました。当日は思っていたより人が少なかったです。と言うのも、上級生は夏にプロムという卒業ダンスパーティーがあるので、来ていた人の多くが下級生(9、10年生)でした。
前日のゲームの疲れが残っていましたが友達と素敵な思い出を作ることができたと思います。このような学校でのダンスパーティーは日本では中々経験できないので嬉しかったです。
最後に
最近、あまりストレスを感じずに英語で会話できるようになってきました。6か月前までは外国を訪れたことも、英語で話すこともなかったということを思うと、とても成長できた半年でした。これからも新しいことに恐れず挑戦を続けていきたいです。
(写真、文:2021年度アメリカ派遣生 岩本 唯花さん)
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