2021年EIL高校生交換留学プログラム フランス派遣生として留学に参加している進藤千歳さん。8月の上旬に現地に渡航し、3週間の現地研修に参加されてから、本格的な留学生活をスタートされています。
ご自身の留学体験を広く伝えたいと、レポートを執筆してくれています。
第4回の今回は、友だち関係のことや学校の授業でプレゼンテーションを行ったことなどについて書いてくれました!
フランスに来てから4ヶ月が経ちました。今回は学校生活を中心に私の日常について紹介したいと思います。
友達
これまで私はいろんな友達とお昼ご飯を一緒に食べたり話してみたりして、自分と気の合う友達を探す努力をしていました。4ヶ月経った今、一緒にいて落ち着く友達ができました。授業の合間にカフェでテスト勉強をしたり、流行りの曲を歌ったり、オシャレの話をしたり、宿題を手分けしたりして毎日が楽しいです。おかげでフランス語を喋る機会が増えました。この仲間はいつも私を大切に扱ってくれて、私がどう思うかを真剣に考えてくれます。みんなと過ごす時間が今の私の心の支えです。これからもこの友達をずっと大切にしていきたいと思います。
ホストファミリー
先月私はホストチェンジ(事務局注:ホストファミリーの変更)をしました。新しいお家では年の近い妹ができました。一緒に宿題をしたり、植物を育てたり、アクセサリーを作ったり、クリスマスツリーを飾ったり、家族といる時間が増えました。
以前お世話になっていたお家では、お互いの生活時間が合わなかったためローカルコーディネーター、日本のEIL、ホストファミリーとたくさん相談をしました。今回の件で私は自分で行動しなければ何も変わらないということを強く実感すると共に、決断をすることの大切さを学びました。
日本紹介にチャレンジ
地理の授業で「なぜ東京は世界的な都市と言えるのか」を学びました。教科書1ページに東京のことがたくさん書いてあって不思議な気持ちになりました。私がいるアングレームは小さな街で人口が4万人程度ですが、東京には1300万人もの人が住んでいます。私がプレゼンテーションで新宿駅の一日の乗降者数が350万人以上いる(ギネス記録)ということを伝えると、みんなとても驚いていました。私の行ったプレゼンテーション
プレゼンの後にクラスメートから「子供が一人で電車に乗って安全なの?」「なんでそんなに魚食べるの?」「布団に寝るってどんな感じなの?」などいろんな質問が来ました。クラスのみんなが日本のことを知ろうとしてくれたのがとても嬉しかったです。
演劇鑑賞『フェードル』
学校の近くの劇場で劇作品を見ました。17世紀にフランスのジーンラシーヌが書いたフェードルという悲劇です。高校のフランス語(国語)の授業で任意でチケットをもらいます。私は教育の一環として演劇作品に触れるところがいいなと思いました。本屋さんには戯曲が高校生向けにたくさん出版されています。演劇という選択授業があることからも劇がフランスの中で大切にされていることがよくわかります。少しでも当日の作品を理解できるように日本にいる両親に頼んで日本語訳を送ってもらい原作と合わせながら読みました。難しい言葉がたくさん使われていましたが深く楽しむことができました。
最後に
アングレームの街はクリスマスのデコレーションで飾られています。今年は私の人生にとって大きな1年となりました。この街に来られてよかったです。また来年どんなことが起きるか楽しみです。
(文章・写真 2021年フランス派遣 進藤千歳さん)
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